選び方

結婚式のメインカラーに合わせた花の選び方

結婚式を控えたカップルの皆さん、おめでとうございます!大切な一日を彩る花選びは、ワクワクする反面、少し不安になりますよね。花選びは結婚式の印象を大きく左右する重要な要素ですが、色や種類が豊富すぎて迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。

でも大丈夫!このガイドを読めば、メインカラーに合わせた花選びのコツが分かります。花選びのプロであるウェディングプランナーの視点から、色選びのポイントや季節ごとのおすすめの花、予算内で素敵な装花を実現する方法などをご紹介します。

一生に一度の特別な日に、お二人らしい美しい花々を添えましょう。さあ、一緒に素敵な花選びの旅に出かけましょう!

メインカラーの決め方

まずは、結婚式のメインカラーを決めましょう。メインカラーは、会場の雰囲気やお二人のイメージを大きく左右します。ここでは、メインカラー選びの3つのポイントをご紹介します。

季節感を意識する

結婚式の季節に合ったカラーを選ぶことで、より自然な雰囲気を演出できます。春はピンクやラベンダー、グリーンなどの柔らかく優しい色合い、夏はブルーやイエロー、ホワイトなどの爽やかで明るい色合い、秋はオレンジやレッド、ゴールドなどの温かみのある色合い、冬はシルバーやネイビー、ワインレッドなどの深みのある色合いがおすすめです。

季節 おすすめカラー
ピンク、ラベンダー、グリーン
ブルー、イエロー、ホワイト
オレンジ、レッド、ゴールド
シルバー、ネイビー、ワインレッド

季節感を取り入れることで、より自然で調和のとれた装花を実現できます。ゲストも季節を感じられる演出に、心地よい印象を抱くことでしょう。

会場の雰囲気とのマッチング

会場の雰囲気に合ったカラーを選ぶことも重要です。温かみのある木目調の会場には、ピンクやグリーンなどの柔らかい色合いが合います。一方、モダンな印象のスタイリッシュな会場には、ホワイトやブルー、パープルなどのクールな色合いがマッチします。

また、ホテルウェディングならエレガントな印象のピンクやパープル、ガーデンウェディングならナチュラルなグリーンやホワイト、ビーチウェディングなら爽やかなブルーやコーラルピンクがおすすめです。会場の雰囲気を考慮して、そこに合ったカラーを選びましょう。

カップルの好みを反映

何よりも、お二人の好みを反映したカラーを選びましょう。お気に入りの色や思い出の色を取り入れることで、より特別な一日になります。例えば、出会いのきっかけになった場所の風景の色や、お二人の誕生石の色などを参考にするのもおすすめです。

また、ドレスやタキシードの色とも合わせて考えましょう。花嫁衣装が白なら、ピンクや赤などの華やかな色を合わせると美しいコントラストが生まれます。花婿衣装が黒なら、ホワイトやグリーンなどの清楚な色を合わせるとエレガントな印象になります。

お二人らしさを表現できるカラーを選ぶことで、結婚式がより思い出深いものになるはずです。

カラー別おすすめの花

メインカラーが決まったら、そのカラーに合う花を選びましょう。花には色ごとに異なる印象があるので、目的に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、カラー別のおすすめの花をご紹介します。

赤系の花

情熱的で魅惑的な赤系の花は、会場に華やかさを添えます。定番のローズは、クラシックで格式高い印象。カーネーションは、ボリューム感があり、豊かな表情を演出します。珍しいアマリリスは、エキゾチックな雰囲気を醸し出します。

赤系の花は、ゲストの目を引き付ける存在感があるので、メインテーブルや高砂の装花におすすめです。また、情熱的な赤は、お二人の愛の深さを表現するのにぴったりの色です。

ピンク系の花

優しく柔らかな印象のピンク系の花は、ロマンチックな雰囲気を演出します。ふんわりとしたフォルムのピオニーは、愛らしさと気品を兼ね備えています。繊細な美しさが魅力のトルコキキョウは、優雅な印象を与えます。ラナンキュラスは、重なり合う花びらが美しく、ヴィンテージライクな雰囲気を醸し出します。

ピンク系の花は、女性らしさや優しさを表現するのに適しています。ブライズメイドのブーケや会場の装花に取り入れることで、ロマンティックで柔らかな雰囲気を演出できます。

白・グリーン系の花

清楚で爽やかな白・グリーン系の花は、ナチュラルな雰囲気を醸し出します。純白のカラーは、清らかさと神聖さを表現します。トルコギキョウは、優美な佇まいが魅力的。スイートピーは、可憐で繊細な美しさを放ちます。

白とグリーンの組み合わせは、自然な美しさを表現するのにぴったりです。ガーデンウェディングやアウトドアウェディングなど、自然を感じられる会場におすすめです。また、シンプルな色合いなので、どんなテーマにも合わせやすいのが魅力です。

黄・オレンジ系の花

明るく元気な印象の黄・オレンジ系の花は、ポジティブなエネルギーに満ちています。ひまわりは、太陽のような明るさと力強さを表現します。ラナンキュラスは、重なり合う花びらが美しく、暖かみのある印象を与えます。チューリップは、春の訪れを感じさせる鮮やかさが魅力です。

黄・オレンジ系の花は、ゲストを明るい気持ちにしてくれる効果があります。ウェルカムスペースや受付の装花に取り入れることで、華やかで楽しい雰囲気を演出できます。また、秋のウェディングにも、温かみのある色合いがマッチします。

青・紫系の花

神秘的で洗練された雰囲気の青・紫系の花は、上品な印象を与えます。デルフィニウムは、凛とした佇まいが印象的。アジサイは、繊細で優美な美しさを放ちます。ラベンダーは、優しい香りとともに、柔らかな雰囲気を醸し出します。

青・紫系の花は、特別感や高級感を演出するのに適しています。メインテーブルや高砂の装花に取り入れることで、洗練された大人の雰囲気を作り出せます。また、夜のパーティーシーンでは、ライトアップされた青・紫系の花が幻想的な美しさを放ちます。

花の組み合わせ方

単色ではなく、複数の花を組み合わせることで、より華やかで印象的なアレンジメントを作ることができます。ここでは、花の組み合わせ方の3つのポイントをご紹介します。

色のバランスを考える

メインカラーを中心に、補色や類似色を取り入れることで、美しいバランスを保つことができます。補色とは、色相環で反対側に位置する色のことで、互いに引き立て合う効果があります。例えば、ピンクと緑、オレンジと青などの組み合わせが挙げられます。

一方、類似色とは、色相環で近い位置にある色のことで、調和のとれた柔らかな印象を与えます。例えば、ピンクと赤、黄色とオレンジなどの組み合わせです。

メインカラーに補色や類似色を加えることで、アレンジメントに奥行きと変化が生まれ、より魅力的な仕上がりになります。

花の種類と形のバランス

大きさや形の異なる花を組み合わせることで、アレンジメントに奥行きと変化を持たせることができます。バランスを考えるポイントは、大中小の原則です。

大型の花は、アレンジメントの主役となる存在感のある花です。ローズ、ダリア、カサブランカなどが挙げられます。中型の花は、主役の花を引き立てる脇役的な存在。トルコキキョウ、カーネーション、ガーベラなどがおすすめです。小型の花は、アレンジメントのアクセントとなる、可憐で繊細な花。かすみ草、スターチス、アリッサムなどが人気です。

大中小の花をバランスよく組み合わせることで、メリハリのある美しいアレンジメントを作ることができます。

グリーンを上手に取り入れる

グリーンを適度に取り入れることで、アレンジメントに自然な印象を与えることができます。グリーンには、花々の美しさを引き立てる効果があります。

ユーカリは、シルバーグリーンの葉が特徴的で、爽やかな印象を与えます。アスパラガスファーンは、繊細な葉が美しく、ボリューム感を出すのに適しています。レザーファンは、光沢のある葉が高級感を演出します。

グリーンを背景に配置したり、花々の間に挿し込んだりすることで、アレンジメントに奥行きと自然な美しさが生まれます。

予算内で素敵な装花を

予算が限られている場合でも、工夫次第で素敵な装花を実現することができます。ここでは、予算内で素敵な装花を実現する3つのポイントをご紹介します。

花の優先順位をつける

ブーケやメインテーブルなど、重要度の高い場所に予算を集中させることで、より印象的な装花を実現できます。ゲストの目に留まりやすい場所を優先的にアレンジすることで、限られた予算でも満足度の高い装花を実現できます。

例えば、ブーケには季節の花を贅沢に使い、ゲストテーブルには手頃な価格の花を中心に配置する、といった工夫が挙げられます。メインとなる場所に重点的に予算を配分することで、全体のクオリティを上げることができます。

旬の花を選ぶ

旬の花は品質が良く、価格もお手頃なので、予算内でより豊かな装花を実現できます。旬の花を選ぶことで、新鮮で美しい花を手に入れることができます。

季節 旬の花の例
チューリップ、スイートピー、ラナンキュラス
ひまわり、ガーベラ、トルコキキョウ
ダリア、コスモス、リンドウ
アマリリス、ラナンキュラス、スイートピー

旬の花は、季節感も演出できるので、結婚式の雰囲気作りにも一役買ってくれます。地元の花屋さんに相談して、おすすめの旬の花を教えてもらうのもいいですね。

レンタル品の活用

花器やキャンドルスタンドなどの小物は、レンタルすることで費用を抑えることができます。レンタル品を上手に活用することで、よりリッチな装花を実現できます。

レンタル品は、種類も豊富で、高級感のあるデザインのものも多数あります。購入するよりも低コストで、美しい装花を演出できるのが魅力です。

また、DIYでオリジナルの花器を作るのもおすすめ。100円ショップの材料を使って、世界に一つだけの花器を手作りすれば、思い出に残る特別な装花になります。

まとめ

いかがでしたか?メインカラーに合わせた花選びのポイントが分かっていただけたでしょうか。

結婚式の花選びは、お二人らしさを表現するチャンスです。季節感や会場の雰囲気、そしてお二人の好みを大切にしながら、思い出に残る美しい装花を創り上げてください。

ブーケは花嫁の美しさを引き立て、会場の装花はゲストをお迎えする大切な役割を果たします。色や花の組み合わせ、バランスを考えながら、理想のアレンジメントを作り上げましょう。

予算が限られている場合でも、工夫次第で素敵な装花を実現することができます。大切なポイントに重点的に予算を配分し、旬の花を選んだり、レンタル品を活用したりすることで、より豊かな装花を叶えることができるはずです。

最後に、結婚式の花選びで大切なのは、お二人が心から満足できるかどうかということです。周りの意見に惑わされず、お二人らしさを大切にしながら、理想の装花を追求してください。

私たちウェディングプランナーは、お二人の夢を叶えるお手伝いをさせていただきます。お二人のご要望をヒアリングし、豊富な知識と経験を活かして、最適なご提案をいたします。

一生に一度の特別な日が、最高の一日になりますように!結婚式の準備は大変なこともありますが、お二人の絆を深める素敵な経験になるはずです。

末永くお幸せな家庭を築かれることを、心からお祈りしております。

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