結婚式の入場シーンを華やかに演出するフラワーアーチ。ゲストを迎え入れる場所に、美しい花のアーチがあれば、特別な一日の始まりを感じられます。
でも、プロのようなフラワーアーチを自分で作るのは難しそう…と思っていませんか?
実は、基本的な構造やテクニックを押さえれば、素敵なフラワーアーチを手作りすることができるんです!
このガイドでは、ウェディングプランナーの視点から、フラワーアーチの作り方をステップバイステップでご紹介します。花の選び方やデザインのコツ、装飾テクニックなど、詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
憧れのフラワーアーチで、ゲストを驚かせてみませんか?さあ、一緒に素敵な入場口を作りましょう!
目次
フラワーアーチの基本構造
フラワーアーチを作るには、まず基本構造を理解することが大切です。ここでは、アーチの素材選びから、土台の作り方、組み立て方までをご紹介します。
アーチの素材選び
フラワーアーチに使う素材は、以下のようなものがあります。
- 木製
- スチール製
- プラスチック製
それぞれの素材の特徴は、以下の表の通りです。
素材 | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|
木製 | ナチュラルな雰囲気、軽量 | ★★★★☆ |
スチール製 | 頑丈、安定感がある | ★★★★★ |
プラスチック製 | 安価、軽量 | ★★☆☆☆ |
結婚式場の雰囲気やテーマに合わせて、素材を選びましょう。屋外ウェディングなら、風で倒れないよう、スチール製がおすすめです。
安定した土台の作り方
フラワーアーチを安定させるには、土台作りが重要です。以下の手順で土台を作りましょう。
- アーチの脚を十字に組む
- 脚の下に、板や重りを置く
- 脚をロープや結束バンドで固定する
屋外の場合は、風対策として、土台にペグを打ち込むのも効果的です。
アーチの組み立て方
土台ができたら、アーチを組み立てます。組み立て方は、以下の手順で進めましょう。
- アーチの脚を土台に固定する
- アーチの上部を組み立てる
- アーチ全体を安定させる
アーチの上部は、ボルトやネジで固定するか、ロープで結ぶのがおすすめ。全体的にぐらつきがないか、必ず確認しましょう。
花の選び方と準備
フラワーアーチに使う花は、テーマカラーや雰囲気に合わせて選ぶのがポイント。ここでは、花の選び方と準備について詳しく解説します。
テーマカラーに合わせた花選び
結婚式のテーマカラーに合わせて、花を選びましょう。人気のカラーと、おすすめの花をご紹介します。
- ピンク:バラ、トルコキキョウ、スイートピー
- ホワイト:バラ、ユリ、カスミソウ
- イエロー:ひまわり、ラナンキュラス、チューリップ
- ブルー:デルフィニウム、アジサイ、ブルースター
複数の色を組み合わせるのも素敵ですね。
花の種類と必要な数量
フラワーアーチに必要な花の数は、アーチのサイズによって異なります。
アーチのサイズ | 必要な花の本数 |
---|---|
小(高さ2m×幅1.5m) | 約100本 |
中(高さ2.5m×幅2m) | 約150本 |
大(高さ3m×幅2.5m) | 約200本 |
バラやトルコキキョウなど、ボリュームのある花を選ぶと、必要な本数を減らすことができます。
花の準備と保管方法
フラワーアーチに使う花は、できるだけ新鮮なものを選びましょう。購入後は、以下の手順で準備と保管をします。
- 花をバケツに水揚げする
- 茎を斜めにカットする
- 冷暗所で保管する
使う直前まで、水を替えながら新鮮さを保ちましょう。
フラワーアーチのデザイン
フラワーアーチのデザインは、シンメトリーやアシンメトリーなど、様々なスタイルがあります。ここでは、人気のデザインをご紹介します。
シンメトリーなデザイン
左右対称のシンメトリーなデザインは、クラシックで上品な雰囲気を演出します。バランスよく花を配置するのがポイントです。
以下のような組み合わせがおすすめ:
- バラとカスミソウ
- ユリとグリーン
- トルコキキョウとスイートピー
アシンメトリーなデザイン
左右非対称のアシンメトリーなデザインは、モダンでおしゃれな印象を与えます。大胆に花を配置するのが特徴です。
以下のような組み合わせがおすすめ:
- ひまわりとラナンキュラス
- デルフィニウムとバラ
- オーニソガラムとグリーン
グリーンを活用したデザイン
グリーンを多めに使ったデザインは、ナチュラルで爽やかな雰囲気を演出します。葉物を織り交ぜるのがポイントです。
以下のようなグリーンがおすすめ:
- ユーカリ
- アイビー
- アスパラガスファーン
グリーンを背景にすることで、カラフルな花々が引き立ちます。
フラワーアーチの装飾テクニック
美しいフラワーアーチを作るには、装飾のテクニックが欠かせません。ここでは、プロのウェディングプランナーが実践している装飾テクニックをご紹介します。
花の配置とバランス
花を配置する際は、バランスを考えることが大切です。以下のようなポイントに注意しましょう。
- 大きい花を均等に配置する
- 小さい花で隙間を埋める
- 色のグラデーションをつける
また、アーチの上部は花を多めに、下部は少なめにするのがコツです。
リボンや小物を使ったアクセント
フラワーアーチに、リボンや小物を加えると、より華やかな印象になります。
以下のようなアイテムがおすすめ:
- サテンリボン
- レースリボン
- パールビーズ
- ブローチ
小物は、アーチの上部や下部に飾るのが効果的。リボンは、花と絡めるように巻き付けましょう。
ライトアップを取り入れる
夜間のウェディングなら、ライトアップを取り入れるのもおすすめ。LEDライトを使って、フラワーアーチを幻想的に演出しましょう。
以下のようなライトアップの方法があります。
- アーチの内側にライトを仕込む
- スポットライトでアーチを照らす
- 花の間にフェアリーライトを絡める
ライトアップすることで、昼間とは違った魅力的なフラワーアーチを演出できます。
まとめ
フラワーアーチの作り方、いかがでしたか?ポイントをまとめると、以下の通りです。
- 基本構造をしっかりと作る
- テーマカラーに合わせて花を選ぶ
- シンメトリーやアシンメトリーなど、デザインを工夫する
- 装飾テクニックを活用して、華やかに仕上げる
大切なのは、カップルの好みや会場の雰囲気に合わせること。二人らしさを表現できるフラワーアーチを作ってくださいね。
最後に、プロのウェディングプランナーからアドバイスです。
フラワーアーチは、ゲストを華やかにお迎えするために欠かせません。でも、入場シーンだけでなく、記念撮影の背景としても活用できるんです。
せっかく手作りするなら、アーチを移動できるようにしておくと便利。式終了後は、高砂の背景や、ケーキ入刀の演出に使うのもおすすめですよ。
素敵なフラワーアーチで、ゲストに感動を与えるウェディングを演出してくださいね。